当院で行う注射について

 

 当院で行う注射についてですが、その種類として、

 

     Fascia Hydrorelease(FHD)

 

     神経ブロック

 

     関節内注射

 

     腱鞘内注射

 

     穿刺

 

等があります。

 

患者さんによく質問されることは、「とっても痛いんでしょ?」というものです。痛みの感じ方は人それぞれ違いますので一概には言えませんし、注射の種類、部位、使用する針、薬剤によっても違います。

 

当院を受診される患者さんに医師が注射を提案する場合には、どのような注射なのか説明するようにしていますが、どうしても注射に抵抗がある方には無理には勧めていません。ですから、「痛い注射をされるんだろうな~」と受診をためらっておられる方は安心して受診してください。注射が怖くて避けたい場合は医師にお伝えください。他の治療を提案するか、どうしても注射をした方がいい場合は相談の上行わせて頂きます。

 

では、これから当院で行っている上記注射の概要(特に針の太さについて)を説明いたします。

 

 

     Fascia Hydrorelease(FHD): Fasciaは筋膜、腱膜、腱鞘、関節包、脂肪体、さらには支帯、神経鞘、創部・瘢痕、硬膜・黄色靭帯などの線維性結合組織全体を包括する概念です。Fascia hyroreleaseはこれを液体(生理食塩水など)でリリースする治療手技です。異常なfasciaを定量的に測定、評価することは現時点ではできないため、当院では、疑わしいfasciahydroreleaseを行い、大きな効果があればそこが症状発現に関与していると診断しています(治療的診断)。(Fasciaリリースの基本と臨床 文光堂 一部改変)

 

使用する注射針は部位により異なりますが、多くの場合、直径が約0.3~0.5mm25~30ゲージ)の針を使用しています。採血で使用する針は多くの場合約0.7mm(22ゲージ)ですので、それよりも細い針を使用しています。注射の際には、エコーで組織を診ながら注射し、安全に配慮しながら行っています。

 

 

     神経ブロック;当院では頚椎や腰椎の神経の枝(神経根)や硬膜外ブロックに多く使用しています。局所麻酔薬やステロイド、あるいは生理食塩水などを使用し、その薬効で治療する手技です。これには、0.4~0.7mm(22~27ゲージ)の太さの注射針を使用しています。

 

 

     関節内注射:膝や肩、手首などの関節に局所麻酔薬やステロイドを入れたりする際に行います。これには、採血と同じ0.7㎜(22ゲージ)の針を使用しています。関節内に水腫がたまっている際には、太いものを使用する場合があります。

 

 

     腱鞘内注射:指や肩などに使用します。特に指には細い針を使用しており、0.3~0.4mm(27~30ゲージ)で行い、なるべく痛くない治療を心掛けています。

 

 

     穿刺:膝や肩などに水がたまった際などに行います。この際は1.25mm(18ゲージ)の針を使用しています。